私たちは石に様々な願いを託します。恋愛、金運、健康、お守り…でも残念ながら、それでは石は力を貸してくれません。
　「石が願いを叶えてくれる」のではなく、石を「大事な友達」だと思ってみて下さい。石は、私達とは言葉も通じず、常識も時間の流れも、何もかも異なる世界に住む友達なのです。それでも彼らはいつも静かに私たちのそばにいて、自分の存在に気づいてほしいと願っているのです。

　私たち人生の節目には、運命のような出会いがあります。人や仕事、コミュニティ、人生を変えた一冊の本、誰かの一言。その出会いは、天が適切なタイミングで巡り合えるように要所要所で手配をしてくれているようなものです。
　石との出会いもそれと同じです。この世で石だけが特別ではありません。本が好きな人は本から、趣味やライフワークから、または誰かとの交流が窓口となって、人生が広がる方もいます。あなたにとって今回はたまたま「この石を窓口として」人生を学び、経験することを選んだだけの話です。

　多くの方は石を買っただけでもう望むものを得たと安心し、本当は何も変わってないのに、そこで行動を終わらせてしまいます。あなたが本当に望むのはどちらでしょうか。一時の気休めでしょうか？それとも、確実に自分の望む未来へ続く第一歩でしょうか。もう、時間を無駄にしたくはないはずです。
　石はあなたの質、あなたが今向き合っているもの、そしてあなたの目の前に広がる可能性を映しだし、その道のりを共に歩んでくれます。それが石の友達です。是非、望む何かに向かって行動してみてください。在るものを生かし、成長さえてさらに新しい何かを生み出すことができるのは、私たち人間だけなのですから。