さて。元カレネタ パート2です。
むかしむかし、リコネを受ける前のお話。
いいなと思ってたけど「こいつはアカン奴や」と
思って線を引いて1、2年付かず離れずだったのに、
結局好きになってしまってお付き合いした人(B)がいました。
そしたらナント。付き合うことになって1週間か2週間で
彼の勤務先が民事再生法を出す
というマンガみたいな展開に。
当時、Bの勤務先の業界のバブルがはじけて、
中堅どころの企業が結構倒れたんですよね。
(民事再生法は倒産とは違うけど、倒産させずに
会社を整理させて再生させましょうという法律です)
友達だったころにBは転勤したので、
お付き合いは最初から遠距離。
そうそう会うこともできず、電話のみ。
そしてなぜだったか思い出せないんだけど、
つきあってすぐに結婚しようという展開に。
なんでだっけ、私が結婚したい人だったからか?
(さすがに昔すぎてワスレタ)
しかし、B自身の個人的な事情や、
Bが転職するかその会社に残るか、
私と結婚するなら名古屋で転職を、など、
話は混迷を極めていき。
何しろ付き合い始めて一番盛り上がってる時にこの騒ぎです。
お互い精神的にそうとうテンパるというか
追い詰められるというか、ついに電話中に
どうやら私がBの地雷を踏む発言をしたようで、
Bが激怒。もういい別れる、と急展開に。
実をいうと、その時の私は何故Bがそんなに激怒したのか
さっぱりわからなかったんですよね~(^^;
しかし「え、待って、何についてそんなに怒ってるの?」
なーんて怖くて言い出せないくらいBは怒ってしまい、
もう聞く耳もたず。もう別れる、の一点張りで
結局別れてしまいました。
そしてBは自分の地元で別の会社に転職し、それきりに。
これを書いてて思ったけど、あの時、
Bも自分がパンクしていて、
自分ひとりの方が身軽だと思ったのかもしれませんね~
でも当時、自分はまだ相手のことが好きなのに
突然フラれるという体験が初めてで、
そりゃもうショックで、相当後を引きました。
しかし、日にちが経てば
「好きの気持ちが冷めれば未練はなくなる」ので、
フラれてあんなにショックで大騒ぎしたくせに
「最初に思ったとおり、やっぱりアカン奴だった。
あのまま結婚なんかしてたら大変だったろうな、
ダメになって良かった」
と思えるようになったんですが。
それでも、何しろ私は「どうしても結婚したい女」だったので、
「せっかく好きな人と結婚するところまで進展したのに、
私の何が悪かったからダメにしてしまったんだろう」
という後悔はいつまでも残ったわけです。
自分の人生で起こることのほとんどは自分に責任がある。
だからこそ、自分が何をしていれば、
あの結果は回避できたのだろうか、と。
そして、宇宙に
「元カレとの嫌な思い出、全部なんとかして~」
と頼んだ後も、あれやこれやと
「そもそもなんで私は結婚できないんだろう」と考えていて、
ある日、Bとの体験に、私なりの一つの答えに気づいたわけです。
それは、自分の人生における、選択と決断への勇気でした。
誰もが、頭でわかっていてもある日
「本当の意味では全然わかっていなかった」と
思い直す体験ってあると思います。
私は、本当の意味で
自分の人生を自分の責任で選択(決断)して、
自分でやっていくという自立の覚悟がなかったんだ、と
Bとの結婚話においても、結局そこが確率していなかったから
不安が強くなるばかりだったし、
Bの地雷を踏んだ発言につながったんだなと。
そんなわけで、私的に
「Bとのあの体験は、私にとってこういう意味だった」
という意味付けが成立し、それによって納得して、
自分の中で終わって過去のものになりました。
そしたらだ。その翌日だったか2日後だったか。
なんとyahooのトップニュースに、
Bが転職した会社が民事再生法を出したと。(またか!!)
Bが転職した会社は大企業ではなかったのですが、
yahooトップに出る程度に知名度があった会社でした。
なのに倒産。
私、パソコンの画面を見たまま青ざめてしばらく固まる。
え?どういうこと?これどういうこと?
あんな有名な会社が倒産ってのもびっくりだし、
それより私が「そういうことだったのか」と
自分なりの答えを出した途端にこのニュースってナニ?
さすがにこれ、シャレにならない。
「うわぁ、リコネっぽーい! °▽°*」
なんてお花が飛ぶような話じゃないよ……
と、リコネっぽさに慣れている私ですら、
相当なインパクトがあったわけです。
というわけで、動揺した私(^^;)は、友人に
「このタイミングでこのニュースって一体どういう意味だと思う」
と聞いてみました。
そしたら友人1と友人2はこう答えた。
「そりゃBと結婚しなくてよかったね、てことデショ (°-°;」
確かにそうかもしれない。だがしかし。
このインパクト、そんな安直な結論に収めてしまっていいのか…
そこで友人3にさらに意見を募ってみた(しつこい・笑)。
そしたら彼女はこう言いました。
「それはさ、わかんないじゃん。
ミホさんとBさんが結婚した未来では、
その会社は倒産してなかったかもしれないじゃん。
Bさんも途中でまた転職したかもしれないじゃん。
未来は決まってないんだよ」
それだ。
未来は決まっていない。
「絶対にこうなるにきまってる」と、世間の人が
当たり前に想像したことだって、未来は変わりうる。
(実際にBが転職した会社だって、
誰もが知ってた安定していた会社だったのに
倒産しちゃったじゃないか)
私は、Bとつきあってた時も
「今この状況だと未来はどうなるんだろう」
「将来私の人生はどうなるんだろう」と、
心配ばかりしていて、
「未来は決まってないんだから自分でどうにかしよう」
と思うことができなかった。そこも自分の問題だったんだ、と。
Bも、実はもうこの会社に在籍していないのかもしれない。
女性には困らないタイプだったし、仕事もできる方だったから、
さっさと別の人生を歩んでいたかもしれない。
何しろ私と別れて数年たってたわけだもん。
もう、彼の人生も数年分、私の知らない方向へ進んでいるハズだ。
一回りも下の友人3、ありがとう。
何が正解かなんて誰にもわからないけど、
今の私には君の意見が的確に感じるよ。それを採用。 (σ・-・)σ
誰もが誰かの教師であり、どの体験も、
自分にとっての学びがあるからやってくる。
私がBとの関係から学ぶことは、
沢山あったということですね。
もしかしたらこの先の人生でまた、
「いやいや~ あの出来事の本当の教訓は〇〇だった、
やっと気づいたぁー!」となるかもしれません(^^