「あなたのため」は誰のため?

あなたの為は誰の為

昨日はバレンタインでしたね。
某百貨店でうっかり限定チョコに並んでいるときに、
目に入ったこの百貨店の今年のポップ。

あなたの為は誰の為

「あなたのためなら おいしさ探してどこまでも」

普通に可愛いポップだし、ちょっと一途なキュンとする素敵なコピーだなと思いました。
(何しろパンダだし!)
だがしかし。
これ、メンタル系のお勉強が趣味(?)の人だと、
意地悪くすぐ食いつくに違いないコピーだなとも思いました。^^;
(なので、ブログネタになると思って速攻写真を撮った。 
決してインスタで映える為ではない・笑)

それは本当に「あなたのため」なのか。てね。

過干渉な親によくあるパターン。
「あなたの為なのよ」といって子供に何かを強要したり、
自分の考えに沿わせようとする。
でも、それは親がそうしたいことであることが多いので、
それはあなた(子)の為ではなく、自分(親)の為でしょ、てやつです。

こういう、「実は自分の欲望なのに、相手の為とすり替える」
パターン、色々あります。

若い頃って「(相手に)〇〇してあげたい」って考え方、よくしてましたよね。
友達に、彼氏に、親に。
でもこれ、ほんとは要注意ワードなんですよね。
「してあげたい」って思ってるのは自分なのに、
善いことをしているに違いないという思い込みと、
自分がしたいという欲望に目隠しされて、
本当に相手がそう望んでいるのか、っていう検証を忘れがちになっちゃう。

なので、今回のバレンタインのように、例えば、お渡しする相手が

甘いものが好き
チョコが好き
好きなフレーバーがある(キャラメルとかナッツとか)
イベントが好き
自分の為に買ってきてくれた、という行為が好き
限定品を手に入れるのが好き
限定品に興味はあるけど、並ぶのが嫌

こういうのに当てはまるタイプだと、
まぁ純粋に「あなたのため」は当てはまるであろう。
しかしだ。

お菓子は好きだけど別にイベントはどうでもいい
糖質や間食は制限しているんです
並んでまで欲しいとは思わない

美味しいものは好きだけど、そこまで執着はない
コンビニで売ってる板チョコで十分
てかそんな浪費、要らんくね?

みたいな相手だと、雲行きが怪しくなる(笑)
そういう相手に、
「限定品で人気だったから何十分も並んだの!」とか
「これを買いたくてわざわざ遠い店まで行ったの!」っていう
「あなたに食べてほしくて、わざわざ」のアピールは、
いやいや、あなたのためではなく、
自分がそうしたかっただけでしょ、ということになる。

なので、苦労して入手したプレゼントを、
相手がさほど喜んでくれなかったとしても、
あなたは「何よ、せっかく何十分も並んだのに!」とムクれてしまうのは
お門違いなのでご注意あそばせ… ということですね(^^;

「あなたの為に何かしてあげたい」は、本当に「あなたの為」なのか。
相手は何を好んでいるか、そのニーズを見極めたうえで、ただ純粋に
「あなたの喜ぶ顔が見たい」という想いで行動しているか。
ホントいうと、「喜ぶ顔を見たい」のも「自分」なので、
そこ言い出したらもう人間は何もかもが「自分の為」となる。
でもそこまで細分化すると人とのつながりが味気なくなっちゃうから、
あんまりやりすぎてもなぁ、と私は思います。
なので、どこからどこまでがあなたの為なのか、
どの部分が自分の為なのか、時々チェックしてみるとイイヨネ、と思います。
(察しが良い人は「してあげたい」のワードがすでにクンクン匂うぞ、となることでしょう)

なんてことをブログに書こうと思いながら
「こちら限定〇〇チョコサンドクッキー、お並びの最後列でーす。
只今の待ち時間40分でーす」
とかいう店員さんの声に気が遠くなりながら、
せっかくここまできたんだからと並び、ついでにせっかくそんなに並ぶんだったら
並んだ元を取らねばならぬという貧乏性から、
頼まれてもいないのに友達分も買ってしまった、
完全にお菓子メーカーのいいカモとなった
自分の衝動性欲求に負けた私でした( ̄- ̄;
(しかも高かったし、開封したら超小っちゃくてびっくりした。
チクショー。でもピスタチオ食べたかったんだもん)

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